油絵の支持体選びは何がおすすめ? 前編 キャンバスについて

 

お絵描き父さんの絵画教室にようこそ。

ご訪問感謝します。

今回は、油絵の支持体についてお話します。

 

支持体って何?

 

支持体とは油絵を描くキャンバスやパネルの事を言います。

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古代において、地面や石に絵を描いた時代もあり、それを支持体と呼ぶことも出来ます。

 皆さんは、油絵の支持体に何を選べばいいのか、また地塗り下地はどうすればいいのか、あまりハッキリした答えを持っていないかもしれません。

ネットで調べれば、詳しい科学的な見解は出てくると思いますが、実際に経験した人の話は、聞く機会が少ないと思いますので、私の記事を参考にしてみてください。

 

支持体選びについて書いた私の記事は、前編、中編、後編の三部で構成されています。

前編は、キャンバスについての紹介、中編はパネルについての紹介、後編は支持体に施す下地についての説明となっております。

 

今回のポイント

①キャンバスの仕組み

②キャンバスの特徴 

の2点になります。

 

油絵の支持体

キャンバス

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 皆さんが思い描くベーシックなキャンバスは、麻布を木枠に張ったキャンバスになります。

最近では、綿100%のものや綿・化繊のキャンバスもあります。

基本的に、保存性を考えるなら、一般的な麻布のキャンバスを購入してください。

 

ただ、綿布や綿・化繊のキャンバス格安で売っており、気軽に描きたい場合にはいいかもしれません。綿布のキャンバスは、ハート型や裏に磁石のついたものなどがあり、形のバリエーションがあって楽しいというメリットもあります。一度画材屋さんに足を運んでみてみるといいでしょう。

綿布や綿・化繊のキャンバスは、麻に比べて、キャンバスの目が均一で綺麗、と商品のうたい文句にはありますが、がっちり下地を施すので関係ありません。というか、安物のキャンバスに下地を施さずに描くのは怖くてできません。絵の具の無駄遣いと思ってしまいます。

キャンバスのつくり

キャンバスは、上記で説明したように、各種布を、木枠に打ち付けて作られています。

みなさん自分で、キャンバスを張ったことはありますか?

画材屋さんで、木枠と地塗りの施されたロールの麻布の二点を購入し、広いスペースを確保します。木枠を組み立て、布を必要なサイズに切り取れば、引っ張りながらシワにならないように慎重に張っていきます。

無茶苦茶しんどいです。 

私は、120号くらいのキャンバスを張るとなると、1日潰れますし、できればサポートに誰か手伝ってほしいくらいのハードさです。

値段はかなり安く済みますが、私の場合できるだけ自分では張りたくないです。

ただ、最初は日曜大工のようで楽しいかもしれないです。一度は経験してみても良いかも。

木枠
クレサンジャパン 桐材木枠 F15号

クレサンジャパン 桐材木枠 F15号

  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

布を張り付ける木枠には、があります。杉のほうが高級品になりますが、桐のほうが軽いし安いので、私は桐を購入しています。どちらを使用してももいいでしょう。

杉は杉独特の良い匂いがします。

油の吸収性の違い

半吸収性非吸収性のキャンバスが売られてるけど、どっちを買えばいいの?

 

どちらのキャンバスでも油彩画を描くことは可能です。

半吸収性は、アクリル絵の具にも使用できます。個人的には、半吸収性が好きです。

描き味が違うので、皆さんが表現したい作品に合わせて選んでみてください。

キャンバスの目の荒さ

キャンバスには繊維と繊維の縫い目の荒さがあります。細目、中目、荒目とありますが、それぞれ作風によって目の荒さを選びます。目の荒さを生かした大胆な抽象画などの表現には荒目が向いていて、精密画など細かく繊細な絵を描きたい場合は、細目が向いています。

細目の布のほうが高いイメージがあります。

私は、できるだけ平滑な画面が好みなので、細目が安売りしていたら、すぐに買います。繊細な人物画には、細目をおすすめいたします。

キャンバスの特徴

 キャンバスの特徴とは、その保存性の良さと、描きやすさ、油絵の具との親和性でしょう。布目に絵の具が食いつき堅牢な画面になりますし、剥離の心配をせずに何層も重ねていくことが出来ます。

また、とても大きい作品であっても、重さの点で比較的運びやすいという利点があります。大作にも向いている支持体で、とても優れていると考えられます。

また、程よく絵の具が食いつき表面も布という支持体である故、筆にやさしい支持体とも言えます。(パネルにジェッソを施したものなどでは、筆の摩耗が激しいです。)

 

今回はここまでとなります。

次回以降のパネル・下地についての記事とあわせて参考にしてみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。