お絵描き父さんの絵画教室にようこそ。皆さんの絵画ライフは順調でしょうか。芸術を通して、人生に少しの安らぎを加えましょう。
※私のブログでは、新しく絵画制作に取り組み始めた、学生さん達のお役にも立てればと思い、作成しております。
今回は、前回までの油絵の支持体シリーズ3部作の延長的な記事となります。
前編と後編に分けて、道具の紹介をしていきます。
まず前回までの支持体シリーズの復習をしておきましょう👇
①支持体とは油絵を描くキャンバスやパネルの事を言う。
②キャンバスは布の種類、布目の荒さ、吸収性、などに違いがあり、自分の表現にあわせて選ぶ。
③キャンバスもパネルも自分で作れるが、時間節約の為、市販のものを購入するのがおすすめ。ただ、サイズが無い場合は作るしかない。
④キャンバスとパネルはどちらも優れた支持体だが、初心者はパネルがおすすめ
⑤下地は、料理の下準備のようなもの。必須工程。
過去の油絵支持体シリーズ3記事はこちら👇
今回は、私のストックしている支持体の紹介をして、解説していきます。是非、参考にしてください。
下地を施した支持体の紹介
下の写真が、私のキャンバスとパネルのストックになります👇
これらは、私自身で、下地を施しました。
詳しく解説していきます。拡大して細かく見ていきましょう。
綿布タイプ マグネットキャンバス
まず、綿布タイプの特殊な支持体です👇
裏側がマグネットになっていて、冷蔵庫などに貼り付けることが出来ます。
クサカベの軟練りタイプのジェッソを刷毛で塗ってます。
綿布タイプ 異形キャンバス
次は、綿布タイプの簡易キャンバスです👇
ハート型や立体的な形のものなど、様々な形があります。
画材屋さんで見つけました。簡易な作りで、安いだけあり、ホッチキスで木枠に止めてあります。保存性に若干の不安ありです。
お世辞にも良いキャンバスとは言えないので、クサカベの軟練りタイプのジェッソを、しっかりとペインティングナイフで厚めに塗ってあります。下地をしっかり施しただけで、見違えるように支持体が良くなります。
麻布キャンバス 極細目
次は、画材屋さんでセールしていた、極細目の麻布キャンバスです。
麻布で、極細目という事で、結構な高級品だと思います。セールだったので、S3という描いたことのないサイズのキャンバスですが、思い切って購入しました。通常の値段だったら買ってません。
半吸収性のキャンバスなので、クサカベ軟練りタイプのジェッソを、ペインティングナイフで厚めに塗り、さらに平滑な画面にしてあります。精密描写には最適なキャンバスが出来上がりました。将来的に、写実の人物画を描きたいと考えてます。
クレサンジャパン 木製パネル
次は、前回記事でもさんざん紹介している、クレサンジャパンの木製パネルです。
品質は問題なし。下地には、ホルベインのジェッソS粒子タイプをナムラの刷毛で11層塗りました。Sタイプは、一番粒子が細かいタイプなので、細密画向きで、平滑な画面をつくるのに適しています。
※ジェッソの下地作りにおいては、次回の記事で工程を取り上げます。
心配性の私は、念のため、下地を施す前に、水生のヤニ取りシーラーを刷毛で塗っています。コーナンかアマゾンで購入できます。
※木製パネルはシナベニヤで、基本ヤニは出にくいので、ヤニ取りシーラーを塗らなくても、大丈夫といえば大丈夫です...
マルオカ製 木製パネル
次は、マルオカ製の木製パネルになります👇
写真右側のパネルは、下描きスケッチのコピーをパネルの上に被せています。転写して、人物画の下絵とします。
マルオカ製のほうが少し品質が良い気がしますが、大差なくどちらも良い商品です。
こちらも、ホルベインのジェッソS粒子タイプをナムラの刷毛で11層塗っております。
★ すべて、ジェッソの下地を施したら1週間ほど乾かし、耐水ペーパーのヤスリをかけて仕上げています。私は風呂場でおこなっています。つるつるにしてあります。
使用した道具の紹介
下記に、使用した商品リンクを載せておきます。私は、下地関連の購入は、画材屋さんではなく基本アマゾンで購入しています。家に持ち運ぶのが重たいからです。
クサカベジェッソ軟練りタイプ
私は容器に入っているタイプより、このチューブタイプが使いやすいです。使用する前に、よくもんでください。使用後は、空気が入らないように、ふたを閉めて保管しておきましょう。
ホルベインジェッソ

ホルベイン ジェッソ M 標準微粒子 AM432 300ml
- メディア: おもちゃ&ホビー
クサカベの軟練りタイプに比べて、少し水っぽいです。細かい粒子の為、細密画向き。
ペインティングナイフ

リキテックス ペインティングナイフ S #12 119912
- メディア: その他
広い範囲に、下地を塗る際に使用。
ホルベインのSタイプだと水っぽくて難しいですが、クサカベの軟練りタイプだと、刷毛より楽に塗れます。少し厚めに塗ることが出来ます。
ナムラの刷毛
下地を塗る際に使用刷毛で、抜け毛が少なく高品質なのでおすすめします。刷毛と言えば、ナムラが有名です。
クレサンジャパン 木製パネル

クレサンジャパン シナベニヤパネル F4 333×242mm
- メディア: おもちゃ&ホビー
マルオカ 木製パネル
水性ヤニ取りシーラー
木のヤニを防ぎます。下地を施す前に、パネルの表面や側面に刷毛で塗ります。ただ、シナベニヤそのものが、ヤニが出にくいので、あまり必要性は高くないです。
前編はここまでとなります。 次回は、少し具体的に、道具の使用法などもあわせて紹介していきます。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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